お見合い上手になってはいけない本当の理由

成婚までに出会う人数とは?

「お見合いって、一か月に何人位の方とお会いするのが良いのですか?」
初めて結婚相談所を利用される方に多い質問です。

今の時代の結婚相談所は、お互いの想いが合致しないと実際にお会いできないのが一般的な結婚相談所の特徴です。

一昔前の時代だと、
「とりあえず会ってみなさい!!」
そんな、ご近所のお世話おばさんがお持ちになる縁談を、何となく受け入れる事が多かったと聞いています。

「私の時なんて、初めて会ってから4回目で結婚決めたのよ」
「お見合い結婚ってそんなもんよ」
「今の人は欲張りよね」
そうおっしゃる、息子さんを引き連れてご相談にいらっしゃる親御さんもいたりします。

今とはだいぶお見合い事情違いますね。

成婚事情を読み解く「成婚白書」

私たちが加盟する日本結婚相談所では、毎年会員様の活動状況を集計しデータ統計した「成婚白書」を発行しています。

その資料では、成婚された会員様の活動履歴を追うことで、典型的な成婚者像を見ることができます。
今年の資料を基に、今の婚活事情を紐解いてみます。


◇成婚までの現実
成婚された会員様は、入会から約3か月で10名前後の方とお見合いし、その中から成婚される方と出会っている
そして、そこから約3か月前後でお二人一緒に成婚退会されている
そんな成婚事情が、統計データから読み取ることができます。(最頻値データによる)

結婚指輪


という事は、前段の「月に何名の方とお見合いをすればよいですか?」のご質問に対するご回答は、次のようなお答えになります。

”月3名前後の方とお会いするのが理想的婚活”という事です。

ただここで知っておかなければいけないのは、お会いするにはお相手の了承が必要だという事。
今の結婚相談所は、お見合いの申込をしてもお相手に「会ってみたい」と思っていただかない限りお見合いはできません。

そこで重要になってくるのが、“OK返事”をいただく為のお見合い写真自己プロフィール文章のクオリティーです。

「すごく綺麗に撮っていただいたんです」

先日登録された会員様は、大変嬉しそうにスタジオで撮影した写真データを持ってご来店されました。
「プロカメラマンはやはり違いますね」
「照明の当て方から表情の引き出し方まで、さすが“プロ!”ですね!」

そうやって撮影したクオリティーの高いお写真を掲載する会員様は、活動開始から程なくお見合いのお申込みが沢山入ってきます。

そんな時私たちカウンセラーは、写真の威力の凄さを改めて実感するのです。

「写真の力、半端ない!!」

ただ、ここで気を付けなければいけないことが一つあります。

こういった、お見合いが組め過ぎる方に見られる大きな間違い
「もっと良い方がいるはず」
「もっと素敵な方に出会えるかも・・」
女性に多く見られる、お見合いが組め過ぎるが故の迷走が始まるのです

多くのお見合い申し込みがある事で、お見合いを重ね続けてしまう事
婚活においては、とても危険なのです

お見合いも回数を重ねれば、必然的にお見合い慣れし、受けの良いこなれた対応で交際に繋がる機会も増えていきます。

これが本当に危険なのです。

会えば会うほど正しい判断ができなくなる “もっといい人がいるはず・・・” のループ。
これにハマってしまいまうと、先の見えない永遠の婚活生活に突入してしまいます

婚活は時間との闘いです。

典型的な成婚者はそれほど時間をかけず、限られたお相手の中で将来のパートナーと出会っています。

お見合いを重ねればよい方に出会えると思ってしまう妄想。
やめておきましょう。
果てしなく続く上昇志向ループで、大切な婚期を逃がしてしまいます

これが“お見合い上手になってはいけない”本当の理由です。

最終的にゴールに至るパートナーは、たった一人の方です。

欲張らないのも、ご縁を引き寄せる秘訣ですね。
皆さん知っておきましょう。


婚活カウンセラー HARUMI